カテゴリ:チェンソー( 7 )
リョービチェンソー ESK-3500の修理

え~っと、今回は知り合いのチェンソーの整備と修理の話。

リョービ ESK3500・・多分ゼノアのG3500系のOEMだと思う。

症状は燃料漏れと白煙が出る事がある・・白煙はとても良くない気がするぞ。
外観、中身とも細かな木屑で覆われていてエアクリーナーを外すとキャブレターの中まで
木屑でコーティングされているようになっていた・・これはエンジンの中もかなり痛んでいるかも知れない。

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          エアでゴミを吹き飛ばしてからシリンダー、ピストンを外してみる。
          細かな木屑はチェンオイルで固まっていてあまり取れなかった。
          ピストンとシリンダーに焼きつき有り。これは使っているオイルが良くないからだと思う。


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          エンジン部分とハンドル、タンク部分を分離。燃料ホースやグロメットに痛みは無いなぁ。
          燃料タンクのエアドレンが詰まっている気がするのでばらして掃除。
          焼きつきは軽症なのでサンドペーパーで落としてからオイル溝を付けておく。


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          クランクケース内をガソリンで洗浄後、タンク部分を付けてシリンダーも組み立てる。
          キャブレターをばらして掃除。
          ダイアフラムは痛んでいない社外品が付いているのでまえに誰かが交換しているようだ。


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          今回のいちばんの問題はオイルポンプだった。
          どうもチェンオイルに植物性のものを使っていたようでポンプが固まっているぞ。
          なのでウォームギアが壊れてチェンオイルが出ていなかったようだ。
          白煙っていうのはチェンとバーが焼けたのかもしれない。
          それとチェンブレーキが焦げてカバーが溶けていたので白煙はこっちかな?


オイルポンプは自分の余っていたものに付け替える(買うと5000円位するんだよ)
チェンオイルをタンクから抜いてガソリンで洗ってよくある鉱物性のものを入れる。
自然分解性が高い植物性オイルは毎日使っているといいんだけど
たまにしかチェンソーを使わないならオイルポンプの中で固まってギアを壊すようだ。

チェンブレーキ周りは溶けたプラスチックを落とすとまだ使えそうだった。

燃料漏れは治まっているのでエアドレンが詰まってタンク内圧が高くなってグロメットから漏れたか
エアドレンがゴミでピッタリと閉じずにそこから漏れたか、かな?

バーもけっこう傷んでいたのはやはりチェンオイルが出ないまま使っていたからかも知れない。
でもまだ軽症なのでバリを削り取ってスプロケットにグリスを入れるとまだ使えそうだった。

後はソーチェンの研ぎが良くなかったので直す。

エンジンオイルはバイク用じゃなくてハスクバーナの50対1のものを使った方がいい。
でないと次回は本格的にエンジンを焼きつかす事になると思う。
チェンオイルは今の使い方だと植物性のものはやめておいた方がいい。
細かな木屑がこびりついていたのはこのチェンオイルと切れないソーチェンのせいかな。

そしてハスクオイル混合の燃料を入れてキャブレターを調整して使ってみると・・とても調子がいい!
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by ALTI865 | 2016-01-27 23:58 | チェンソー | Comments(0)
ハスクバーナ 254(その5)


ようやくこのハスクバーナ254はエンジンもとても調子良く回りチェンオイルも良い具合に出るようになったのだけど
どうもチェンを取り付けるバーのオイル穴に問題が有るようでチェーン刃の潤滑が少し足りない感じだった。
そこでボディ側のオイル穴とバーのオイル穴が上手く重なるように少しバーを削ってみたんだよ。



       推測ではこの横長のオイル穴を下側に広げてみると上手くいくはず。
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       穴の下の終りかかったマジックで書いた薄い線辺りまで広げてみる。



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       こんな感じ(砥石をバーの外にも当ててしまった・・)



       バーのオイル穴を下側に広げた結果・・チェンオイルの潤滑はO,K とても良い!
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       チェンが横方向に振れた時にガードする樹脂製の部品が無かったのでエポキシパテ(プラ用)で作ってみた。
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       この灰色の噛んで味が無くなったガムみたいなやつ(削れたクラッチカバー側にも付けてみた)



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       この金色のシールはハスクバーナの創立300年(1989年製)記念モデルらしいのだけど
       この機体のシリアルプレートやパーツは88年製だった。このカバーだけ次の年の物なのかな?



ようやくこれでハスクバーナ254はとても調子良く使えるようになりました。
チェンソー整備の事で知らなかった事も今回少しは知る事が出来て
次からは・・「ハスク254実用編」です。 (といってもいつアップできるか・・)

今、思い出した・・前に「(ホンダ アクティ 修理 見た目編)つまり板金塗装修理の事」とか言ってそのままだった・・

まあそんな感じです・・
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by ALTI865 | 2014-02-05 22:00 | チェンソー | Comments(2)
ハスクバーナ 254(その4)


       注文していたクラッチドラムとウォームギア、リム。シーリングカラーが届いたぞ。
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       そう、シリンダーとキャブレターの間の隔壁はシーリングカラーと言うらしい。
       ここが熱で痛んでいる機体が多いみたいだ。


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       この場所に取り付ける。


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       もともとの金属のギアをクランクシャフトから外してこれを付ければ
       アイドリング時(クラッチドラムが回っていない時)にはチェンオイルも止める事が出来る。


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       以前に処分品で安く買っておいたバーを付けてみるとこんな感じ。


オイルポンプにウォームギアを付ける時はギアの入る穴を
リーマーで広げなければ入らないと思っていたけどそのままでぴったり入ったぞ。
チェンソー弄り好きの人達のブログで見たのは242XPだったけどリーマーで穴を広げていた。
254はそのままで入るという事かな。

処分品のバローべのバーはチェンオイルを取り込む穴が細い横長でこの後実際に使ってみると
チェンオイルがチェンの方に行き辛い感じだった。
チェンソー側のオイル穴の上のほうぎりぎりにバーの穴の下が辛うじて重なる様に見える。
う~ん、バーのオイル穴を下に少し広げてみるかな。
同じバーでこの穴が丸い物を写真で見たことが有るので
処分品はチェンオイルの潤滑に問題が有る旧型なので処分品だったのかも知れないなぁ。

もともとこのチェンソーはチェーン刃を付けずにゴムベルト駆動の皮むき機を取り付けて使っていたものなので
オイルポンプは外して有るかもしれないと思っていたけど見てみると付いていた。
しかもクランクシャフトに嵌めてある金属のギアでオイルポンプを駆動しているタイプだった。
つまりゴムベルト駆動の皮むき機にはチェンオイル不要なので
チェンソーにチェンオイルを入れずにオイルポンプだけがずーと回っていたという事。
ポンプは磨耗して壊れている可能性が有るなと思っていたんだよ。
ところがチェンオイルを入れてエンジンをかけてみると大丈夫だった。良かったよ。


                                      ・・・続く
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by ALTI865 | 2014-02-03 23:28 | チェンソー | Comments(2)
ハスクバーナ 254(その3)


       燃料タンク部をクランクケースにダンパーを介して取り付け
       クランクケースにフライホイルとマグネットとスイッチ、シリンダーにはマフラーを取り付けた。
       ゴム製のダンパーのうち1つは切れそうだったけどアロンアルファで接着(ゴムにアロンはとてもよく効く)
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       フライホイルに有るスターターが引っかかる爪は
       エンジンがかかると遠心力で外に広がるからスターターに当たらなくなるんだな。
       今まで分からなかったけど今回気が付いた。

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       キャブレターを綺麗にしてダイアフラムも新しくする。


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       キャブレターを取り付けてシリンダーカバーも取り付けてみる。
       キャブレターとシリンダーの間の隔壁は熱で粉々になっていたので注文。


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       オイルポンプ連動のクラッチドラム(ウォームギアに引っかかる爪付き)とウォームギアも注文中。



燃料ホースとフィルターも交換したんだけどホースがタンクから外に出る部分は
タンク上部の穴を燃料ホースが通るだけでグロメット等は無くても大丈夫なんだろうか?
外径5mmのホースを通すとけっこうよい感じにきついので燃料は漏れない気がするけどこれでいいのかな?

この状態で燃料を入れて試しにエンジンをかけてみたけど・・圧縮が強すぎて心してスターターを引かないとエンジンはかからない。
でもちゃんとかかったよ。ボディを右や左に横にしてもアイドリングは安定しているのでクランクのオイルシールも大丈夫そうだ。

バーとチェンを取り付けてキャブレターの調整をして実際に使ってみたいな。
レフトハンドルにウレタンチューブを付けたのだけど入れる時に無理にねじって切れてしまった。また付け直さないとね。
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by ALTI865 | 2014-01-28 23:32 | チェンソー | Comments(0)
ハスクバーナ 254(その2)


クランクケースを分割する以外のところまでばらしてみた。
こびりついたオイルや木屑を綺麗にするのが大変だけどそこそこのところでいいか。


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       クランクシャフトのオイルシールが傷んでなければ良いのだけど。


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       中はけっこう綺麗だったけど軽くホーニングしてクロスハッチを付ける。


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       ピストンも荒いサンドペーパーでオイル保持の為の横筋を付ける。
       このピストンはヘッド部分が窪んでいるぞ(ネットで見た他の254のピストンと違う)
       もしかしてシリンダーやピストンは社外品に交換してあるのかなぁ。よく分からないな。
       (でも社外品でピストンヘッドを窪ませたのを出すとは思えないので多分これは純正の88年モデルなのかな)


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       ここまで組み立ててひとまず終了。また続きは少し先になるかな


シリンダーを外して見るとクランクケース内はとても綺麗だった。良い燃料とオイルを使っていたようだ。
シリンダー内部もまだクロスハッチが残っていた。ピストンはスカートの下部が少し摺れていたな。

シリンダーのガスケットは1mm厚のものを使って有ったので0.3mmのガスケットシートで作り直したけど
圧縮比が高くなりすぎるかな?ピストンがヘッドに当たるかなぁ。
ガスケットシートはかなり固い材質なので押し潰されてもそれ以上薄くはならないと思う。
大丈夫だ、多分・・
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by ALTI865 | 2014-01-26 23:29 | チェンソー | Comments(0)
ハスクバーナ 254



去年オークションで買ったまま手を付けずにいたチェンソー、ハスクバーナ254の整備の話し。

排気量54ccの北欧物。
けっこう古い機種でこれは1988年製のプレートが付いていた。(え~っ、26年前か)

これは写真には写っていないけどチェンバーカーだったのだ。
(木を切るチェン刃じゃなくてベルト駆動の皮むき機が付いているやつ)
本体を整備してバーとチェンを付けてチェンソーとして使いたい事が有るので
落札してみたんだよ。

現状ではエアクリーナーを外して直接燃料を数滴キャブレターに入れてスターターを引くとエンジンはかかる。
キャブレターとマフラーを外して給気、排気口からピストンやシリンダー内面を見ると焼け付き傷は無し。

整備としてはまず分解して掃除。ピストンとシリンダー内面は軽くホーニング。燃料ホースとフィルター交換。
ウォームギアとクラッチドラム交換。キャブレターのダイアフラム交換。と思っているけど何か重大な不具合が有るかも知れない。



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       旧式のチェンオイルがアイドリング時にも出るタイプなので
       アイドリング時にはチェンオイルが出ないタイプに改造する予定。


       マフラーやキャブレター等を外してから
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       オイルポンプを引き抜き工具で外す。


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       旧式の金属製ウォームギアをベアリングプーラーで抜き取る(けっこう固い)


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       フライホイルもスターターが引っかかる爪を外してそこに引き抜き工具のネジを入れて外す。
       (最初はフライホイルを持ち上げてシャフトをハンマーで叩いて外そうとしたけど
       クランクが痛みそうなので止めた)       


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       今のところここまで。明日はシリンダーとピストンを外してホーニングしてみようと思う。
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by ALTI865 | 2014-01-26 00:20 | チェンソー | Comments(0)
リョービチェンソー ESK840

今使っているチェンソーは2005年にホームセンターで買ったリョービのこの機種。
リョービやマキタ等が販売しているチェンソーはチェンソーメーカーのOEM製造で
このESK840の製造元はゼノアとの事(今まで知らなかった)

37.2ccのゼノアのチェンソーはG37シリーズと言われているらしく本職用として長く続いた機種らしい。
そんな機種と同じエンジンだと知って嬉しかったのだけどリョービのこいつはけっこう非力なので
どこかで馬力を落としてあるようだ(デチューンっていうやつ)



            ちょっと中を覗いて見たくなったのでこんな状態
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シリンダーのガスケットの厚みで圧縮比が変わるのでもしかして少し圧縮比を落としておとなしくさせて
その分周辺の部品を耐久性の劣る安いものを使うようにしているのかとも思って開けてみたけど
圧縮比に関してはよく分からなかった(G37シリーズと比べて見てみたいものだ)
因みにG37シリーズとリョービのこいつとでは値段が倍ぐらい違う。

今回調べてみるとこのリョービの機種はゼノアの国内モデルのG37シリーズじゃ無くて
輸出向けのレッドマックスG3800と言うのと同じようだ(多分家庭用におとなしくさせた海外モデルなんじゃないかな)
国内G37シリーズはピストンリングも上下2本だけどリョウビのこれやG3800もリングは一本だった。
やっぱり圧縮比が違うような気がする(キャブレターの型番やクラッチの見た目もG37シリーズとは違った)

でもまあシリンダーを外したのでピストンやシリンダーのポートに溜まったカーボンも綺麗にしたし
今回チェンソーの事を調べてみてけっこう面白かった。
オイル混合ガソリンのオイルもチェンソーの場合は(高回転だから)良いオイルを使う必要があるらしく
今回からそうする事にしたよ。

また組み立てた今はとても調子良く動いているけどガイドバー40センチって言うのが多分こいつには長すぎるんだな。
固いアカシアの40センチ位のを切っていると刃が止まってしまう時が有る。
でもそれはこの機種ではしかたないのかもね(針葉樹だとけっこう大丈夫に切れていく)
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by ALTI865 | 2013-05-01 01:07 | チェンソー | Comments(0)